暮らしのヒント

数年前にマタハラ(マタニティハラスメント)を経験しました。2人目の妊娠を機に、退職を勧められたのです。

その時にはまだマタニティハラスメントが世間に浸透しておらず、もちろん職場でも全く気にかけられてはいませんでした。

でも、泣き寝入りなんてする必要はありません。妊娠によって退職を勧められるのは立派なマタハラ!職場の非が認められる状況であれば、相談窓口を利用したり、弁護士にお願いして訴えたりすることも考えましょう。

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マタハラを受けた時に相談する窓口

「妊娠で退職を勧められた」「仕事内容が変わった」「妊娠することや妊婦に対してだから、あなたが休みをとるなんておかしい!ダメだ!
侮辱発言」などのマタハラと考えられる言動があった時は、いくつかの窓口に相談しましょう。マタハラは違法なので。

妊娠・出産に伴う労働制限・就業制限・産前産後休業・育児休業によって業務上支障をきたすという理由で、精神的・肉体的な嫌がらせを行う行為のことを指す。妊娠中に嫌がらせによる流産の危険性もあり、男女雇用機会均等法・育児介護休業法・労働基準法に違反する場合も多々見受けられる。

マタニティハラスメント(ウィキペディアより引用)

職場の相談窓口

どのような企業にも必ず設置されているハラスメント相談窓口。マタハラに限らず、職場のハラスメント全般の相談窓口が義務づけられているので、最初はここに相談してみる。問題が解決しない場合は、他の策を取る。

厚生労働省(労働局の雇用環境・均等室)

国の機関には企業側も勝てないので、職場の窓口に相談すると同時に相談するのがよい。

(「「妊娠したから解雇」は違法です」厚生労働省ホームページより)

女性にやさしい職場づくりナビ 相談窓口

働く女性用の相談窓口がきちんと設定されていて、ウェブから相談ができる。働く女性にとってとても強い味方。

(「妊娠・出産をサポートする 女性にやさしい職場づくりナビ」厚生労働省委託 母性健康管理サイト)

その他
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マタハラの事例

このマタニティハラスメントにはいくつかのタイプに分かれているようです。ざっくりと3つのタイプをご紹介します!

昔の価値観押しつけタイプ

世代の違いを理解しようとせず、昔はこうだったという経験談を現代にまで押し付けてくる。

事例

50代の上司(女性)に「私が出産した頃は産休・育休なんてなかった!だから、あなたが休みをとるなんておかしい!ダメだ!と言われた。

いじめタイプ

体調不良などで休む時や育休期間中に、自分に仕事の負担が増えることが不満で、直接または間接的に嫌がらせをしてくる。

事例1

同僚が上司に「え?この仕事も私がしないといけないんですか?!なんで私ばっかり!」などと、本人にわざと聞こえるように言ってくる。

事例2

おなかが大きくなって歩くスピードが少し遅くなってしまった時、「ちょっと!もっと早く歩けないの?うっとうしくてたまらない!」など罵声を浴びせられた。

辞めろ!パワハラタイプ

妊娠・出産後は復帰しても同じように働くことはできないだろうと、解雇や退職にもっていこうとする。

事例1

復帰直後、「今までの仕事量がこなせないなら必要ない」と言われ、残業時間が多く続けられないので退職した。

事例2

「うちの会社に産休・育休制度はない」と言われ、退職する方向にもっていかれた。

本当にひどい話ばかりですね……。

国は「少子化対策だ!」「保育園無償化だ!」などと頑張ってくれているみたいですが、一般企業ではまだまだ理解が少なく、苦しい思いをしている女性がたくさんいるというのが現状です。

マタハラを含む職場のパワーハラスメントは許されない時代になっています。

パワハラをするパートのおばさんを訴える体験談

ハラスメントが起こることを「おかしい」と言える職場にしていかないと、女性が気持ち良く働く場所は作れません。

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マタハラ体験談と解決策

まずは私のマタハラ体験談です。マタハラという言葉もなかったので、当時は相談するという考えがありませんでした。

私は勤続10年目で、1人目の出産の時は違う部署にて産休・育休を1年半しっかり取らせていただきました。

現在の私が働く職場は工場の事務所で、小さくこぢんまりとした建物に男性社員が6人、女性社員が私を含めて3人という環境。

今の部署に来てから2人目を妊娠したので、まず一番身近な存在の女性社員の上司に報告しました。

「え?!もう2人目?時期は12月?そんな超忙しい年末時期なんて困るわ~!とっても迷惑」と言われました。「おめでとう」という言葉は一切出てきませんでした。

その後、赤ちゃんの心拍が確認できた頃にトップの工場長へ報告。次は「はい。分かった。で、どうするの?退職でいい?」と言葉を投げられました。

私は頭の中が一時、ショックといら立ちで機能停止してしまったのですが、生活のことも考えると仕事は続けたかったので、「申し訳ありません。半年間だけ育児休暇をいただけたらありがたいです」と頭を下げてお願いしました。

その後も、先輩の女性社員からは毎日のように嫌みを言われ、言葉のハラスメントが続き、本当に精神が崩壊寸前に……。

さらに、工場長は退職の方向へ進めたかったようで、遠まわしに何度も何度も「子供が小さいうちはなるべく母親が家で見ていた方がいいよ。仕事なんて辞めても問題ないだろう。復帰しなくてもいいんじゃないか?」など、優しい言葉のように聞こえるかもしれませんが、実際は私自ら退職する方向に持っていかせようとしました。

私は当初の予定通りに半年で職場復帰し、現在も同じ職場にてフルタイム勤務で働き続けています。多少のストレスはもちろんありますが、先程のタイプ別の事例のような極悪なハラスメントまではいっていないので、まだ耐えられています。

社内のハラスメント相談窓口で解決した事例

「プロジェクトの責任者なのに、妊娠するなんて女は気楽でいい」と言われました。

社内のハラスメント相談窓口に相談して、本人(私)からの申し出ではなくその発言を聞きとがめた複数の同僚からの通報ということにしてもらい、相手にプロジェクトから外れてもらいました。

労働局の雇用環境・均等室を利用した事例

仕事内容が掃除のみになりました。

労働局に電話相談をして、妊婦に対する職場対応の書類を送ってもらって会社に提出しました。

上司が法律を知り、掃除のみ仕事内容から自分のできる内容の仕事に変更になりました。

弁護士に頼った事例

上司に、「これだから妊婦は!」と言われました。

私の弁護士が私と上司の間に入り、交渉を続け、最終的には和解書を交わすなどして、おおごとにならない形で解決しました。

「妊娠で退職を勧められたらマタハラ」のまとめ

マタハラは法律違反です。泣き寝入りしてはいけませんよ!絶対に。

働く女性が増えるこの時代、マタハラの被害者も増えていくでしょう。そんな時は、ひとりで悩みを抱え込まないこと!

相談できる人、機関を十分にフル活用して、自分と赤ちゃんを守るために行動を起こすことがとても大切なことです。

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この記事を書いた人

A.o
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