暮らしのヒント

お母さんから見て男の子は異性だし、女の子ほどドロドロしていないこともあり、幼児の頃は「男の子で良かったかも!」なんて思っていたのもつかの間……。小学生以降は、「男の子を育てるのは意外と大変!」と一変してしまいますよね?元気が有り余っているのか、けがをしたり、物を壊したり、けんかをしてしまったりと悩みは尽きなくなります。

我が家には、成人した子を含めて3人の男の子がいます。いつも家の中がくちゃくちゃになっていたので、ストレスがたまらないように、子育てもいろいろと工夫をしました。

悩みはたくさんあると思いますが、男の子の子育て中に起こりやすい兄弟げんかや友達関係の悩みを解決する方法について、私がやってきた関わり方をご紹介します。

スポンサーリンク

男の子のけんかは激しい!兄弟げんかは止めるべき?

姉妹で育った私にもきょうだいげんかはありましたが、男の子のけんかは目に見える暴力が加わるので、女の子同士のけんかとは種類が違います。

お互いの意見を主張するので、けんか自体は悪いことではありませんが、兄弟げんかが始まったら止めてください。そして、止める時には次の3つの点について、子どもたちと一緒に考えてみてください。

  1. 止める時には意見をしっかり聞いてあげる。
  2. 暴力は良くないということをしっかり教える。
  3. 誰が悪いかではなく、「原因は何か?」を考える。

(1)は兄弟げんかを止める時の基本です。どんなけんかでも、片方だけが悪いということはほとんどありません。行き詰まってしまった子どもたちの気持ちを鎮めるために、しっかりと話を聞いてあげましょう。

私は、口で言い合っている時点では様子を見ていて、取っ組み合いが始まる前に止めるようにしていました。小学校低学年ぐらいまでは、なるべくひとりずつではなく、みんながいる場でそれぞれの話を聞いていました。

お兄ちゃんだから譲るとか弟だから我慢するといった、親からの意見は言ってはいけません。兄弟のルールはなるべく兄弟で作っていけるように仕向けてあげるのです。

お互いに思っている事を吐き出させると、少しだけ落ち着いてきます。これを繰り返していたら、小学校高学年くらいでうまく対処できるようになり、けんかの数が激変していきました。

時には、どうしてけんかしてしまったのかをひとりずつ聞いてあげるのもいいでしょう。個々に相談しやすい環境を整えていくと、友達関係の悩みが出てきた時に相談してくれるようになります。

(2)に関しては、外に行っても誰かれ構わず暴力を仕掛けることがないように、小さいうちからトレーニングをするといった感じです。「暴力はとても危険で、何も得がなく、必要のないことだ」ということ教えてあげてください。暴力は、けんかの原因とは関係なく、人としてやってはいけないことです。

私は子どもたちに、「ひとりの暴力は大勢の争いの始まりでもある」とも言い聞かせました。少しオーバーかもしれませんが、自分が手を出せば、ひとりが傷つくだけではなく、周りにいるたくさんの人の心も傷つけてしまったり不愉快にさせてしまったりするということを分かってもらえたと思います。

男の子の強さは、けんかが強いことだと勘違いしてしまう子どもが多いです。しかし、感情のコントロールができなくて手が出てしまうことは、強さではなく弱さだということを教えてあげるといいですね。

小学校高学年になると体つきが変わり、だんだんと力も強くなっていきます。行き場のない怒りが暴力に変わりそうになったら、「自分で力も感情もコントロールできるようになることがカッコイイ男の条件だ」ということを教えてあげてください。

しつこいくらいに言い聞かせることで、いずれは感情のコントロールができるようになります。思春期は物にあたることも多かったですが、高校生くらいになるとそれも治まりました。お母さんは決して逃げることなく、忍耐強く接してください。

(3)に関しては女の子のけんかでも有効です。小さい頃のきょうだいげんかの原因は、ほとんどが物の取り合いですよね?順番に使うことを教えても、我慢できない方がわがままを言い、我慢させられている方が手を出すことが多いです。

同じ繰り返しをしている時は、「○○(物)がけんかの原因?」と問いただします。我が家ではゲームの取り合いや勝ち負けでのけんかが多かったので、「買ってあげたのが間違っていたんだね。ごめんね。これからはけんかになるものは買わないようにするね」と言いながら、ゲーム機をごみ袋に入れて外に出していました。怒りながら取り上げるのではなく、けんかしていることを悲しく思いながら、冷静に原因を排除している姿を見せます。

毎度、同じことを繰り返すかもしれませんが、本人たちが「ゲームが原因ではなく、ゲームを譲り合って仲良くできないことがいけなかったんだ」ということに気がつけば、仲良く使おうと努力をしてくれるでしょう。

けんかの原因が「誰か」ではなく、「自分たちが原因だった」と気付くことで、責任転換もしなくなります。もちろん、すぐにけんかがなくなるわけではないですが、子どもたちにとって必要なものなら、けんかが損だということに段々と気がついてくれます。

我が家は長男がおっとりしていたこともありますが、この3つを基本としてけんかを止めていたので、小さい頃から殴り合いのけんかをしたことがありませんでした。平等に接することで、子どもたちには「自分だけが怒られている」という感覚がなかったのでしょう。兄弟によって性格が違うため、平等に接するのが難しいと思うこともありますが、先のことを考えればこの方法はかなりおすすめです。

スポンサーリンク

男の子の友達関係の悩みも意外と複雑!?

自分自身が女であるため、女の子の友達関係は陰険だったり複雑だったりするのは経験済みです。それに比べると、男の子はサッパリしているなと感じる一方で、男の子にしかない悩みもあるなと感じました。


男の子はどうしても、友達のなかで上下関係を作り上げたくなるようです。「自分の方が強い!」とか「自分の方が偉い!」と思い込み、そんな自分をカッコイイと思うことで正当化しているように見えます。

ただ思っているだけならいいのですが、なかには思い切り態度に出てしまう子もいます。小学校低学年の頃までは、話し方を聞いているだけで分かります。強引な子、言葉巧みな子、物で解決しようとする子……。はじめはどの子も悪気がないのですが、放っておくとどんどんエスカレートしてしまいます。

我が子には、どの方法をとっても友達はできないということを教えてあげなければいけません。また、そういう子が周りにいた場合は、親として注意をしておかなければなりません。

強引な子や言葉巧みな子の誘いは断りづらいことも多いと思いますが、小さな頃から「嫌なことはハッキリと断る」という練習をさせておきましょう。ハッキリと断れた時は、大いに褒めてあげてください。

物で解決する子は、物の価値観を全く分かっていません。こういう子は、一緒に行動する時に「物をあげる」「おごってあげる」など、物に頼ることで友達作りをしようとします。もらう方がそれで喜んでしまうと、次もするようになってしまうので、しっかりと断れるように教えてあげましょう。

これらは、小学校低学年のうちに学ばせておかないとなかなか身に付きません。友達関係に介入できるうちに、自分の子どももお友達も見守るようにしてみてください。お母さん同士のネットワークも必要です。

おっとりした性格の長男には、小学校の頃にとてもやんちゃな子が友達のなかにいました。嫌なことは嫌だと断りながらも、一緒に遊ぶことが多かったです。その子はとても絵が上手で、一緒に絵画教室に通ったこともありました。嫌だと思うこともあったみたいですが、3人兄弟の長男だということで意気投合し、上手に距離を取りながら仲良くしていました。友達になった頃は心配しましたが、進路がばらばらになった今でもとても仲の良い友達です。

「男の子のけんかと友達関係の悩みに向き合う方法」のまとめ

男の子を育てていてよく分かることは、とにかく元気が良いということです。

母親はあり余る元気さに悩まされることも多いですが、男の子は兄弟や友達とけんかした後でもすぐに仲直りできることが多いので、それほど気に病むことはありません。

心配が度を超えて、「あの子と遊ぶのはやめなさい」などと言うことはしないでくださいね!子どもたちなりに、友達や家族をよく見て考えているので、たくましいなと思うことも増えていきます。

親が子どもと向き合うことさえ忘れなければ、親を信頼した上で、優しい強さを持ちながらたくましく育ってくれますよ!

スポンサーリンク

この記事を書いた人

K
K