暮らしのヒント

イヤイヤ期の子どもは、まるで怪獣のようだと表現されますが、初めてのお子さんであったり上の子が穏やかであったりすると、「ひどい癇癪(かんしゃく)を起こすこの子は異常なの?」と心配になりますよね?

でも、大抵の場合は成長の証でもあり、ある時期を境に落ち着いていきます。発達障害の一種じゃないかと心配をすることもあると思いますが、その判断は素人には難しいです。

我が家は発達障害の一種であることがわかりましたが、発達障害だと疑う前に、観察しておきたいポイントなどをご紹介します。

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イヤイヤ期に起こす癇癪の度合いは子どもによって違う

2歳児を中心に、1歳半くらいから3歳くらいまでが第一次反抗期のイヤイヤ期です。この時期は心の成長時期でもあり、何でも親や周りの大人にやってもらうことが当たり前だった子どもが、「自分でやる~!」という自我が芽生えることによって起こります。

しかし、思うように行動できないイライラや親が思い通りの行動をしてくれないイライラが、癇癪(以後、文中はかんしゃく)や拒否となって現れるのです。この行動は、ひどい子どももいれば、ほとんど何ごともなく成長する子どももいます。ひどい=発達障害と疑う前に、典型的なイヤイヤ期のかんしゃくを理解しておきましょう。

イヤイヤ期に多いひどい癇癪の例

イヤイヤ期だと分かっていても、「あ~、もう、イヤッ!」と叫びたくなってしまいますが、発達障害を疑うよりも、子どもが起こしやすいひどいかんしゃくの例を知っておく必要があります。

ひどいかんしゃくの例
  • 場所をわきまえずに泣きわめく
  • 物や人に当たる
  • (親にとって理解のできない)ワガママを泣いたり怒ったりしながら突き通そうとする
  • 本人が納得いく形にならないと奇声を発する

など

例えば、スーパーマーケットでカートに乗せられると泣きわめきながら降りてしまい、その辺を勝手に歩き回って困り果てた親が、再びカートに乗せようとするとさらに泣きわめくといった具合です。どこに行くのかは定まらず、勝手に歩き回って怒られて、納得いかないが故にかんしゃくを起こすという、子ども自身もどうしたらよいのか分からない状態になってしまいます。

イヤイヤ期は自分の気持ちをコントロールができないだけではなく、親が思い通りの行動を取ると「泣きわめけば何とかしてもらえる」などと学習してしまい、わざとひどいかんしゃくを起こすという高等手段に出ることもあります。だからこそ、親は子どもの気持ちに惑わされることがないように、冷静に観察をするくらいの余裕を持たなければいけません。それが難しいから、悩んでしまうわけですが……。

家の中だけでひどい癇癪を起こす子ども

家の中だけでひどいかんしゃくを起こす子どももいますね。まるで虐待をしているように疑われそうで、親の方が泣きたくなる状況に陥ることがあります。

もし、外ではおとなしくしていて、家の中だけでかんしゃくを起こしているのであれば、共感することを優先してあげてください。余裕がないと頭ごなしに叱ってしまいますが、大人と同じで、外でたくさんの我慢をしている分だけストレスを発散していると理解してあげましょう。

イヤイヤ期の子どもは、思いを言葉で表現できない分、体で思い切り表現しています。会話が成り立つようになる3歳〜4歳くらいになると、体で表現することも少なくなります。だからといって、人をたたいたり物を壊したりした時は、それがやってはいけないことであると悟らせるように教えてあげてください。そのためには、親自身も子どものような態度を取らないように意識しておく必要があります。

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ひどい癇癪が長期化する関わり方

イヤイヤ期は、自分で何かしたいという心の成長段階のひとつではありますが、この時期をうまく乗り越えたいのが親の本音ですよね?

ひどいかんしゃくが長期化するかかわり方の一つとして、“ごまかす”が挙げられます。その場を早く切り抜けようとして、「後で買ってあげるね」「今度、行こうね」などとごまかしても、それがその場しのぎのウソだと理解するようになった子どもは納得しません。「後で!」と言ったのに実現しないことに腹を立て、何度もごまかされていると親の言うことを疑うようになり、さらにひどいかんしゃくを起しやすくなります。

親が腹を立てたり、困り果てたりして、質問攻めにするのもNGです。もともと、この時期の子どもは、自分の気持ちをしっかりと理解しているわけではありません。漠然とした自我が原因になっているので、大人のペースで質問攻めをすると逆効果です。「なんで?」「どうして?」「何がしたいの?」などと質問をされても、イヤイヤ期の子どもは具体的な答えを出せないので、ますますかんしゃくをひどくさせてしまいます。

言うことを聞かない子どもに、しつけのつもりで体罰を行う人がいますが、体罰では何も解決しません。反対に、体罰をすることで親子の関係性がうまくいかなくなったり、心に傷を負ってしまったりする場合があるので、親の思い通りにならないからといって体罰を与えないようにしましょう。体罰を行うということは、イヤイヤ期の子どもがひどいかんしゃくを起こしているのと同じです。

発達障害の疑いがある場合の対処法

2歳〜3歳児によくあるイヤイヤ期は、成長の一つでもあるので、時期が過ぎると自然と治まっていきます。しかし、かんしゃくの程度や頻度がひどかったり、理由なく一日に何度もかんしゃくを起し続けたり、こだわりが強くなってきたりしている場合など、何か変だと感じた場合には発達障害の疑いも考えてみましょう。

発達障害であるかどうかは、インターネットや育児書を読んだくらいの知識で、素人が判断できるほど簡単ではありません。イヤイヤ期にママ友がいなかったり、助言してくれる先輩たちがいなかったりすると、問題のない範疇であっても「おかしい」と思ってしまうこともあります。悩み過ぎてノイローゼ気味になるお母さんも多いので、子育て支援センターや保健センターに相談してみましょう。

子育て支援センターや保健センターには、子どもの成長や発達、障害や療育などに詳しい専門家がいます。疑わしい場合は診断や相談できる機関を教えてくれたり、対処の仕方を教えてくれたりします。悩んでいるなら、自分の心を軽くするためにも、早めに相談することをおすすめします。

最近では、地域にある保育園で育児に関する相談に乗ってくれるサービスもあります。保育士は育児のプロですので、さまざまな視点でアドバイスをしてもらえます。同じくらいの子どもを持つお母さんと話すことで、「うちだけじゃないんだ!」と気持ちが楽になることもあるので、周りに子育ての協力者がいない人は大いに利用してください。

「イヤイヤ期のひどい癇癪は発達障害?」のまとめ

イヤイヤ期のひどいかんしゃくと発達障害によって起こされるかんしゃくは、非常に似ているものがあります。まずはどんな子どもにでもあることを理解し、あまりにも意思の疎通が難しいのであれば専門機関で相談をしてみましょう。

娘の場合は、幼稚園に入るまでは分からなかったです。いわゆるワンオペ育児をしている人ほど、イヤイヤ期のひどいかんしゃくが異常だと感じやすいので、一人で抱え込まないようにしましょう。夫が頼りないなら、専門家や地域の人たちとの交流をした方が、心に余裕のある育児ができますよ!

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