暮らしのヒント

社会人になってから祖父または祖母が亡くなると、いくら孫とはいえ、お葬式の時に何もしないわけにはいきません。

しかし、現代の葬式はセレモニーホールで行うのが一般的。親族全員に役割がほとんどありません。

孫の役割としては、親族の一人としてサポート体制を整えておくだけで十分です。実際のところ、控室でのお茶出しくらいしかやることはありません。

ただし、面倒な親族がいると後でもめ事に発展するため、余計な手出しはしないように注意が必要です。

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社会人である孫の葬儀での役割

祖父母と孫の関係は2親等に当たります。

1親等に当たる親・おじ・おばは孫よりも悲しみが大きい可能性もあるため、社会人であるなら冷静な動きができるように心がけておきましょう。

家族の関係性や親族のしきたりのようなものによって孫の立ち位置は変わるので、柔軟に対応する必要もあります。

孫がやること

社会人になっている孫は、親族として親やおじ・おばと同じくらいに動けるようにしておかなければなりません。

しかし、具体的に何かをしなければならないというものはないため、喪主やその他のきょうだいのサポート役をしてください。

  • お茶出し(必要がない場合もある)
  • 貴重品の管理(会計から預かったお香典)
  • 小さい子供たちの世話
  • 親戚や会葬者への迎えやあいさつ(時と場合による)
  • 受付(親族以外で担当するのが主流になっている)
  • 出棺時に棺を持つ(男性)

など

いずれにしても、孫がやることは決まっていません。喪主の子供であるのか、それ以外かでも立ち位置は変わります。

基本的には葬儀業者が全て仕切ってくれます。お茶出しや精進落としの会食等は葬儀業者の仕事です。会食時にお酒を注いだり、火葬場でお茶出しをしたりといった仕事はありますが、孫が率先して動くのだけは避けた方がいいでしょう。

受付に関してはご近所の方が引き受けてくださったり、会社関係の方が引き受けてくださったりするので、今では親族が受付に座ることはほぼありません(葬儀業者から説明があります)。

会計から預かるお香典も、基本は喪主が管理するので孫が管理することは基本的にありません。親が喪主で、頼まれたのであればしっかりと管理をしましょう。

お手伝いをする時は、必ず年長者に確認を取ってから行うといいでしょう。親族の関係性にもよりますが、もめる場合もあるので、孫が率先してやることはありません。

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お通夜・告別式の集合時間

孫は近い立ち場の親族なので、約1時間前には到着しておくべきです。遠方に住まいがある場合は、時間に余裕を持って到着するようにしましょう。

お通夜や告別式の際には親戚の迎えや会葬者の迎えなどを行い、スムーズに進むように準備をしていきます。

ただし、セレモニーホールで行うと迎えすら必要がありません。全てスタッフが控室等に誘導します。

親族は席が決まっているので、葬儀業者のスタッフの誘導に従えば粗相をすることはまずないでしょう。遠い関係にある親戚や会葬者に失礼のないように振る舞うことだけを頭に入れておいてください。

葬儀での孫の服装

学生のうちは制服でいいのですが、社会人であれば喪服を着用しましょう。

男性も女性も洋装であるブラックフォーマルを着用するのが一般的です。不幸があってから慌てて用意するのではなく、高校を卒業した時点で喪服・数珠・白いハンカチを用意しておきましょう。

正喪服である紋付羽織はかまや黒紋付などの和装で葬儀に出席するのは、1親等に当たる親・おじ・おばが一般的です(最近は略喪服が増えています)。喪主から何も言われないのであれば、孫はそこまでする必要はありません。

男性ならブラックスーツに黒のネクタイ、女性なら黒のフォーマルワンピースかスーツに黒のストッキングを着用します。男女ともに、光沢のある素材を選ばないように注意してください。女性は、袖丈やスカート丈による露出を控えましょう。

お香典と供花の金額

お香典は、孫の年代やすでに家庭を持っているかで異なります。

一般的な相場は1万円で、多くても3万円程度です。社会人であっても、祖父母と同居していた場合はお香典を包むことは基本的にありません。

20代 30代 40代以上
1万円 1万円〜3万円 3万円〜5万円

お香典の相場はこのようになっていますが、収入に応じてという部分もあるため、必ずしもこの金額でなければいけないというものではありません。

親・おじ・おばよりも高い金額となると失礼に当たるため、分からなければ話し合いが必要です。

一般的なマナーとしては、お香典に新札はNGです。あまりに古いお札もマナー違反に当たるので注意をしましょう。手元に新札しかない場合は、一度折り目をつければ問題ありません。

特にお世話になった祖父や祖母であれば、「花を出したい」と喪主に相談するのもいいでしょう。ただし、孫が複数名いる場合は、孫一同で出すのが一般的です。

供花は喪主と業者が相談していくらの花を添えるかを決めるので、喪主または親に金額を聞いてください。1対で2万円が相場だと考えておきましょう。

供花は喪主が2対、その他が1対であることが主流になっています。これは祭壇の種類や予想される供花の数によって変化することがあるため、詳しいことは喪主に聞いてください。

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葬儀で仕事を休む時

仕事をしているのであれば、慶弔休暇が利用できます。有給休暇とは別に設けられていることが多いので、上司に相談してみてください。

孫は2親等に当たるので、通常は2〜3日間の忌引き休暇がもらえます。わからない場合は、上司に相談してみましょう。

遠隔地の場合は、往復に要する日数を加算してもらえたり、有給休暇をプラスしたりできます。

ただし、慶弔休暇は任意の制度なので、就業規則に記載されていない会社もあります。日数も決まっていません。無給か有給かも各企業が決めることなので、どんな扱いであっても文句は言えないのです。

証明書の提出を求められる場合もあるので、何が必要なのかを事前に確認し、喪主に書類のコピーをさせてもらいましょう。

参列できない時

祖父母の葬儀には、孫として参列するのがマナーです。

しかし、遠く離れて住んでいたり、受験日と重なっていたり、絶対に外せない仕事を抱えていたりして、どうしても参列できない状況も出てくるかもしれません。

参列が難しい状況であれば、まずは両親に参列できない事情を伝えます。その後で香典を準備しましょう。

当日は、弔電を打っておくのもいいでしょう。定型文の弔電もありますが、小さかった頃の思い出を込めるのもいいご供養です。

供花を用意するのもいいですね。ただし、今は葬儀業者が用意することが多いので、相談してから準備するといいかもしれません。孫一同で出す場合は、お金を準備して、喪主やその他の親族に託しましょう。

後日に伺えるような状況であれば、しっかりとあいさつに伺うことも忘れないでください。

「葬儀で社会人の孫がやることや役割」のまとめ

お通夜・告別式では、親族が動くことはほとんどなくなっています。自宅で葬儀を行う場合にのみ、食事・お酒の準備やあいさつの対応が必要です。

孫が出しゃばりすぎることで、喪主ときょうだいにもめ事が勃発することも多いため、手伝いをする場合は必ず確認を取りましょう。

祖父または祖母が、安心して気持ち良く旅立てるような立ち振る舞い方で大丈夫です。

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