暮らしのヒント

「絶滅寸前!」などと言われている貴重な天然うなぎと、それなりに高価でもある養殖うなぎについて、「本当はどっちがおいしいの?」と思ったことはありますよね!

「本当においしいのはどちらなのか?」「見分け方や栄養面はどう違うのか?」を、私自身の体験も含めてお伝えいたします(人生で3回しか天然うなぎを食したことはありませんが(笑))。

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天然うなぎと養殖うなぎ 本当においしいのはどっち?

「天然うなぎと養殖うなぎで、本当においしいのはどっち?」という疑問は、ある意味では無駄な疑問かもしれません。なぜならば、日本国内に出回っているうなぎの9割以上が養殖物だからです。希少な天然うなぎを食べられるのは、ほんの一握りの人しかいないのです。

私が“過去に食べた天然うなぎ”の記憶をもとに、それぞれの特徴を簡単に紹介します。

天然うなぎのおいしいところ
  • 身の食感が良い
  • 味がしっかりしている(牛肉で言えば赤身)
  • 酒のさかなやおかずとして食べられる

天然物は、産卵のために川から海へやってくる「下りうなぎ」が非常に美味と言われていますが、残念ながら私は食したことがありません。育った環境によっては泥臭いものもあるので、養殖物しか食べたことがなければ「おいしくない」と感じるかもしれません。

養殖うなぎのおいしいところ
  • 脂が乗っている(霜降り牛に近い)
  • 身がやわらかい
  • うな重やうな丼として食べるのに適している

養殖物でも、蒸さないで焼く関西風だと多少は身がしまっていますが、天然物よりはやわらかい印象です。養殖業者によって使用するエサが違うので、養殖物でも味にはばらつきがあります。日本産と外国産でも味は違います(価格はやはり国産の方が高い!)。

根本的な問題として、どちらがおいしいかはその人の出身地や味の好みにもよるので、どっちがおいしいかは一概に言えません。私の個人的な舌の感覚で言うとするならば、ちょっと敷居の高いお店で出される国産の養殖うなぎ(関東風)が一番おいしく感じます。

天然うなぎと養殖うなぎの見分け方とは?

スーパーで売っているうなぎとは違い、お店でいただく時はそれ相応の価格設定ですよね?しかし、お店では天然か養殖かを明記しておらず、どちらを食べているのかは分かりません。特に表示がなければ養殖うなぎです。

天然うなぎは個体数が減少しているので、養殖業者の技術合戦も高まっています。脂の乗りを重視したうなぎ、天然うなぎに近い環境で育てられたうなぎ、どちらの要素も兼ね備えたうなぎなど、価格もだいぶ高騰しています(ブランド物は特に高い)。

天然うなぎを扱っているお店であればメニューに載っていますし、本当に天然であれば時価と書かれているのが一般的なので、メニューで見分けることは可能です。ちなみに、国産うなぎと書かれているものは基本的に天然ではありません。

調理前の見た目で見分けると一目瞭然なのですが、調理された状態で見分けるのは難しいです。

天然うなぎは腹が黄金色である(※)のに対し、養殖物は腹の部分が白っぽい。大きさも天然の方が太い。

※環境やエサにもよる

店員さんに聞くのが一番ですが、メニューになければ養殖うなぎだと思って間違いないです。

天然うなぎの特徴

どこで育ったのかによって味は大きく異なりますが、基本的に個体数が限られているため、皮が固くなることはまれです。下手でも泳ぎ回っているため(回遊魚)、筋肉質で食べ応えがあります。味がしっかりしているのは秋に捕れたもので、程よい脂が乗っています(カツオも初がつおはサッパリで戻りがつおはコッテリですよね!)。

よく「泥臭い」と言われますが、私が過去にごちそうしていただいた天然うなぎは臭みがなく、程よい脂質と弾力性でおいしかったです。

養殖うなぎの特徴

大量に飼育されているため、うなぎ同士がぶつかったり、水槽や網にぶつかったりすることで皮が固くなります。人間が配合したエサを与えられているため、身の部分は脂質によりほんわりとやわらかいです。

価格以外で見分け方を極めるのは至難の業です。そもそも、天然うなぎにたどり着ける術が限られていますからね(庶民が口にすることはなかなか難しい)。それでも、機会があるならば、やはり天然と養殖を食べ比べてみてほしいです。「いつも食べている方がおいしい」と思えば、そちらの方がごちそうですしね!

天然うなぎと養殖うなぎの栄養の違いは?

うなぎは栄養価の高い魚です。

  • ビタミンA:抗酸化作用、肌荒れ防止、視力低下の抑制、がん予防など
  • EPA:抗炎症、血栓予防、中性脂肪の改善など
  • DHA:抗炎症、脳の栄養、網膜機能の維持など
  • ビタミンE:抗酸化作用(主に脂質の酸化を防ぐ)、老化予防、がん予防など

お財布のことを気にしなくていいのであれば、積極的に食べたい魚でもあります。

天然うなぎも養殖うなぎも栄養に大きな違いはありませんが、天然うなぎは環境やエサに左右されるため、栄養価が安定していません。一方で、養殖うなぎは栄養バランスが考えられたエサを食べているので、場合によっては養殖の方が栄養価が高いことも考えられます。

ただし、できることなら外国産のうなぎは避けた方が無難でしょう。安すぎるものには要注意です!あとは、やたらと脂が乗っているうなぎも気を付けたいですね。脂質の多いエサを食べているから脂が乗っているわけで、本来ならば中性脂肪のコントロールに適しているはずなのに、肥満にまっしぐらということにもなりかねません。

毎日食べられる魚ではありませんから、季節の変わり目ごとにやってくる土用の丑の日にスタミナをつけるために食べると、毎日の仕事にも活力が湧いてくるかもしれませんね(私はこういう時だけは奮発します)。

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