暮らしのヒント

「痩せられない」と嘆く人がいる一方で、「太れない」と悩む方もいますよね?以前、俳優の松山ケンイチさんが映画『聖の青春』で村山聖さんを演じるにあたり、苦労したことをテレビで語られていました。

世の中にはやせる方法の情報はたくさんあるのに、短期間で簡単に太る方法がなくて困った!暴食しても限界があって…。

そう言われてみると、太るための情報は確かに少ないです。

松山さんのお話を聞いた時、我が家では大爆笑でしたよ!だって、元の体形が分からないくらいに太った人間(夫)が近くにいたのですから(現在は元に戻しました)。決しておすすめできる方法ではありませんが、太る方法としては最も簡単なので(悲しいオチもあります)、本当におすすめできる方法と併せて参考になさってください。

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どんなに細い人でも太る簡単な方法とは?

太れないと悩む人の特徴を挙げます。

  • 食が細い(消化能力が低くて多くの量を食べられない)
  • 摂取カロリーが少なすぎる(食べているつもりが少ない)
  • 消費カロリーが多すぎる(運動量や日常生活動作の激しさ)
  • ストレス過多なのに摂取カロリーが少ない(栄養不足)

など

病気で太れない人もいますが、今回は除外しました。共通して言えることは、体が必要とする摂取カロリーが少なすぎることが原因です。太れないタイプの人は「頑張って食べてるよ!」と言うのですが、食事内容を見ていると摂取カロリー<基礎代謝量+消費カロリーになっています。
出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要(http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf)」をトリミング

例えば、事務職でほとんど運動をしない20代の女性は、最低でも1日に約1,650kcalの食事量(摂取カロリー)を必要とします。ほとんど運動をしなくても基礎代謝量(※)は1,000kcal以上はあるので、そこに日常生活動作を加えると1,650kcalくらいまで届きますよね?

もし、食事から摂取するカロリーが1日に1,200kcalだとしたら、体が必要とするエネルギーが不足してしまいます。エネルギーが足りなければ、体内にある栄養素から補おうとするので、なかなか太れないというスパイラルに陥ってしまいます。

※何もしなくても消費されるカロリー。まれに1,000kcal以下の人もいる。

ここで、逆パターンの夫の例を記しておきます。

夫の入社当時(22歳)は65kgでした。身長は172cmなので標準体重です。標準体形だった夫が太り始めたきっかけは、就業時間が終わってから同期の人たちと飲みに行く日々が続いたことでした。体は眠りに入る準備をしているのに、お酒・揚げ物・締めのラーメンなどを平気で摂取していたのです。運動もしないので、増えていく一方でした。典型的な太り方ですね!

要は、運動をせずに必要以上のカロリー摂取をしていれば誰でも簡単に太れるということです。この場合、食べる量ではなく、食べるものの質が大いに関係します。

当時は恋人だったわけですが、「こんなに簡単に人は太るのか?」と思うくらい醜い格好に変わっていきました。まずは5年で10kgも太り、結婚式の時(29歳)に5kgのダイエットをしました。しかし、結婚式後よりじわじわと時間を掛けて17kgも太りました。これ、女性だったら「結婚詐欺!」って言われるレベルですよね…。

太ると体を動かすこともつらくなり、子どもたちと一緒に公園で走り回ることもできなかったので、体を動かすのは通勤くらいになってしまいました。仕事はSEで仕事中も脳しか使わないため、完全な運動不足になりました。

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太るための食事時間帯を知っておこう!

実は、夫は大食漢ではありませんでした。そんな夫を太らせた食べ物がこちらです。

  • ラーメン(家系などのこってりラーメン)
  • 焼き肉(脂身を重視して赤身肉やレバーなどはほとんど食べない)
  • 揚げ物(コンビニで唐揚げやメンチカツを購入)
  • スナック菓子(無意識にコンビニで購入)
  • 炭酸飲料(お菓子のお供に)

健康的な食べ物ではないことは一目瞭然ですが、たまにであれば太るようなことはありません。1週間位のスパンで食事のバランスを取れば体重や体形はキープできます。

しかし、これが毎日だとしたら?21時以降の摂取だとしたら?太るのは当然ですよね!食べてから2時間弱で就寝するわけですから…。消化も燃焼もしない状態で眠りに入れば、確実に脂肪となって体重が増えます。

結婚当初は毎日のように残業をしていたので、週5日は帰宅してから(23時頃)食事を取っていました。就寝までの時間が短いにもかかわらず、ご飯を2杯もおかわりしておかずもしっかり食べてくれました。

当時は、「喜んで食べてくれるなんてうれしい!」と思っていましたが、太り出した姿を見たら「こんな時間帯にガッツリ食べて大丈夫?」と不安になりました。新婚当初は私も帰りを待っていて一緒に食事を取っていたので、徐々に体重が増えるという悲しいオチまでありました。

まだ20代だったせいもあり、高をくくっていたところもあります。疲れてもいないのに栄養ドリンクを飲んだり、深夜番組を見ながらスナック菓子を食べたり炭酸飲料を飲んだり…(我が家流の晩酌でした)。

子どもが生まれてからは、私自身が起きていられなくなり、仕事帰りにラーメンやコンビニの揚げ物を食べて帰るようになりました。

どうしても太れない方は、就寝前に胃や腸に負担をかける食べ物を摂取するといとも簡単に太れます。夫の家族には誰一人太っている人はいないのだから、必要以上にカロリーを摂取して体に負担を掛けると誰でも太れることの証明になっています(医学的に最もおすすめできない方法ですが)。

太るために必要なストレスの重要性

食べ物の質や食べる時間帯も重要ですが、実はストレスも太るために重要な要素です。夫の場合は中間管理職にありがちなストレスが原因の一つでした。誰にでも優しい性格なので、みんなに使われやすい、いやいや、頼られる優しい夫なのです。暴食することでストレス発散をしていました。

仕事中にも無意識にお菓子をつまんでおり、机の引き出しにはアメ・チョコレート・おせんべいは必ず入れてあったと言います。

無意識のうちに暴食をするのは体の防衛本能でもあります。ストレスを排除するために、体の中ではさまざまな栄養素が使われていきます。そこで、必要な栄養素を摂取すれば問題ありませんが、脳が間違った指令を出して糖質(甘いもの、穀物、麺類など)を欲してしまうのです。余った糖質は脂肪として蓄えられるので、太りますよね!

糖質を摂取すれば一時的に幸せな気分になるので、食べてからしばらくの間は脳が喜んだ状態になります(俗に言うハッピーホルモンの分泌)。しかし、体内はどんどん疲れていき、あらゆる臓器に負担をかけてしまいます。

夫の場合は10年以上の歳月をかけてプラス17kgですが、結果的に高血圧を引き起こしました。厳しくしなかった私も悪いですが、放っておけば死に至っていたかもしれません。

夫のようなやり方なら誰でも簡単に太れますが、時間を掛けて正しい食生活と運動を続けた方が健康的です。

※たまにストレスで食欲がないという方もいますが、実はこちらは食べないよりも問題が多いです。別のお話なのでここでは避けます。

正しい太り方 重要なのはカロリー・消化能力・筋肉量

健康的な体形になるために
  • たんぱく質・良品質な脂質を摂取し、バランスの良い食事をして必要なカロリーを維持する。
  • 消化能力を上げるために、動物性たんぱく質を多くする。
  • 疲れないほどの筋トレをして体全体の筋肉量を増やす。

この方法は痩せたい人が行うダイエットと全く同じです。夫はこの方法で標準体形に戻しました。

4カ月で20kg減を達成した夫のダイエット記録

これを行うためには、市販の体重計でもいいので基礎代謝量や筋肉量を測定することをおすすめします。

ただし、太れない人の多くは消化能力が低いです。糖質・脂質・たんぱく質を上手に消化できないため、一度に食べられる量も限られてしまいます。

動物性たんぱく質にはビタミンB類が含まれているため、消化能力がある人が食べると糖質代謝(主にビタミンB1)・脂質代謝(主にビタミンB2)・アミノ酸(※)代謝(主にビタミンB6)に使われます。しかし、太れない人は体内にある消化酵素が不足しているため、食べたものが消化しきれず、代謝の役割を最大限に引き出すことができません。

※たんぱく質の最小単位

いきなり動物性たんぱく質を摂取しても体調を崩してしまうので、まずは食事の回数を5回くらいに分けて、1日のトータルで必要なカロリーを摂取するようにしてください。大豆や卵から始めて体を慣れさせ、徐々に動物性たんぱく質(お肉と魚)を増やすようにしましょう。

食事の回数を分けても消化できない時は、消化剤を使うのも一つの手です。もし、体への負担が心配な方は、内科の主治医に相談したり栄養療法を行っている病院で相談したりするといいですよ!

体が必要とする栄養素を各部位に回せるようになれば、やせ過ぎていた体が標準体形に近付いていきます。肌にハリが出てきたり、新陳代謝が年相応になったりと、女性であれば絶対に喜ぶはずのうれしい変化も出てきます。

太れない人が太るには時間が掛かります。長いスパンで計画を立て、徐々に健康的な体作りを行ってみてください。

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