暮らしのヒント

ひな人形を買わないこと自体は非常識ではありません。しかし、子どもが元気に成長してくれることは常に願っていますよね?それならば、子どもに意味を教えながら飾るのは意味のあることだと思いませんか?

我が家は、上の娘が生まれた時に、両親からコンパクトな一段タイプのひな人形をいただきました。当時は収納の少ない2DKのアパートに住んでいたので、「必要がなかったかも……」と思っていましたが、今となっては購入してもらって良かったと心から思っています。

もし、金銭的な理由や住宅の狭さによって購入を諦めているのであれば、それを解決できるひな人形を飾って子どもの成長を願う行事を楽しんでみませんか?お子様にも喜ばれるコンパクトタイプのひな人形をいくつかご紹介します。

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ひな人形を買わない理由

昔はまともに栄養も取れず、「子どもが健康に育つことは奇跡だ」と言われるほど難しかったので、健康に育つ願いを込めてひな人形を飾っていました。しかし、最近では栄養状態が悪くて育たないという子どもは少なく、健康を願う目的でひな人形を飾るという意味合いが少しずつ失われていき、「飾らない」「飾る必要がない」という人も増えています。

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経済的な理由で購入を控える

ひな人形を買わない人が多いですが、その理由としてお金がないことが挙げられます。

ひな人形は一つ一つ手作りで作成されるものが多いので、購入する時はある程度のまとまった金額が必要です。そのため、購入するほどのお金に余裕がないことから、購入を見送ることがあります。

また、ひな人形は嫁入り道具の一つとして考えられることもあるので、妻の両親が購入する家庭も多いです。しかし、昨今は祖父母にランドセルや学習机などの経済的負担をかけることが多く、生活において重要ではない物は必要ないと考える人もいますし、親に負担をかけたくないと遠慮する人もいます。

経済的な理由で購入を控えているのであれば、負担にならない程度の小さなおひな様を飾ってみてはいかがでしょうか。子どもと手作りをするという手もあります。

ひな人形が怖いから買わない

その他の理由として、人形が怖いという人もいます。

人形は人間の子どもを精巧にかたどったものですから、夜中に見ると怖いと感じることがあり、その理由で飾りたくないから購入しないということもあります。

子どもの頃から見慣れていれば怖くないのかもしれませんが、親自身も核家族という家庭で育ち、実家でひな人形を飾る習慣がなかったとすれば、人形に対する耐性というものはなくても不思議ではありません。しかし、今はかわいらしいデザインのひな人形もあるので、お子様の健康を願うのであれば、お気に入りのデザインのおひな様を飾るという手もあります。

家が狭いから飾れない

住宅事情を理由に購入を控えている家庭も多いです。

マンションやアパートや狭小住宅などに住んでいると、狭くてひな人形を飾れない場合もあります。田舎にはまだ広い畳のある日本家屋がありますが、今はフローリングが主流の家が多く、飾っても雰囲気が出ないから飾りたくないと思っている方も多いです。

段飾りになっているものは、高さも横幅もかなりのスペースが必要なので、家が狭いと生活スペースが狭まって不便でしかありません。また、箱にしまっても収納場所をそれなりに取ってしまうため、買いたくないと考えている人も多いです。

しかし、今はコンパクトなサイズのひな人形が多く販売されているので、住宅の大きさに合わせて購入を検討するという家庭も増えてきました。

リーズナブル&コンパクトタイプのひな人形

住宅事情に合わせたコンパクトタイプのひな人形にはいくつかの種類があります。ひな人形を飾るスペースは、30センチくらいの幅があればOKです。

一段飾りのひな人形

一段飾りとは親王飾りのことで、童謡『うれしいひなまつり』の歌詞に出てくる「おだいりさまとおひなさま〜♪」の2人だけを飾るタイプです。

昔は三段や七段を飾る家が多かったですが、マンションが増えてきた辺りから一段のひな人形を飾る家庭が多くなりました。金額は安いものだと10万円台、高いものだと50万円台というものまで幅が広いです。

昔ながらの日本人形が苦手というのであれば、丸みを帯びたかわいらしいデザインのひな人形を選ぶのもいいでしょう。

「親王飾りでも場所が取られるから嫌だわ」というのであれば、ケース飾りのひな人形がおすすめです。ケース飾りのひな人形であれば、30センチほどの幅しかなくても飾れますし、たんすやテレビ台の上や玄関のダッシュボードの上に設置できます。人形にほこりがかぶらないのもいいですね。

どちらにせよ、出し入れが簡単で、収納場所もそれほど取らないので、大きさに困っているのであれば一段飾りを選んでみてはいかがでしょうか。

ちりめん雛

日本人形のおひな様は、親王飾りだけの場合でもまとまった費用が必要です。もっと費用を安く抑えたいのであれば、ちりめん雛を飾るという方法があります。価格はピンからキリまでありますが、数千円と安いものもそろっているので、お金をかけられなくてもお子様に桃の節句を楽しんでもらうことは可能です。

その名の通り、ちりめん素材で作られたかわいらしいデザインのひな人形で、軽くて小さくて飾りやすいのが魅力です。日本人形の顔立ちが怖いという人も、愛くるしい顔のちりめん雛であれば、飾っても怖くはないでしょう。ちりめん雛であれば、フローリングのリビングにおいても違和感を感じさせません。

横に幅を取らないつるし雛を飾るという方法もあります。しまうのにも場所を取らないので、収納スペースが少ないお宅に向いています。

手作りのおひな様

折り紙や手作りキットでひな人形を作るという方法もあります。お絵かきや工作が好きなお子様であれば、楽しんで作ってもらえますし、一緒に折ったり作ったりする過程もいい思い出になります。

折り紙で作るなら、千代紙を使って着物を作るといいですね。カラフルで柄などのデザインも豊富なので、子どもが組み合わせを考えながら自分で選ぶ楽しみもあります。

我が家は親王飾りとは別に、毎年のように上の娘が折り紙でひな人形を作っています。

お母さん自身が折り紙を苦手だと、最後まで作れない可能性もありますよね?そんな時は、簡単に作れる手作りキットを購入するのもいいでしょう。親子のコミュニケーションが図れて、子どもの記憶に残りやすいです。

「ひな人形を買わないのは非常識?」のまとめ

ひな人形というのは、「子どもが元気にすくすくと育ってほしい」という願いを込めて飾るものですから、値段が高ければいいというものではありません。

本来の意味からすると、親の願いと心を込めて飾ることが大切なので、子どもが欲しがらないとか、親の都合で必要がないとかではなく、どういう理由で飾るのかを子どもたちに話しながら飾っています。

3月3日のひな祭りの日には、簡単でもいいので行事食を作り、一緒に歌を歌ってみるのもいいかもしれませんね。昔からの形式に拘らず、上手にひな祭りを楽しんでみてください。

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