暮らしのヒント

介護が始まっても、生活のためには仕事をしなければいけませんよね?しかし、在宅介護だと要介護者を見守っていなければいけない時間が多すぎて、仕事との両立が難しいと感じることも多いです。

我が家では、認知症の義母を在宅で介護しています。家族としては大変だと感じることが日に日に増えていますが、自立できていると判断されるためになかなか要介護度1から脱しません。

要介護度数や介護の現状によってできることとできないことが変わってきますが、環境を少しでも改善することで仕事を続けることも可能です。

我が家の例はあくまでも一例ですが、在宅介護と仕事を両立する環境を改善するためのヒントになるかもしれないので、取り入れられそうな部分は参考にしてみてください。

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在宅介護と仕事を両立するための介護プラン

介護プランは、要介護者のためだけに作るプランではありません。介護者の生活も整えなければならないので、ケアマネジャーと話し合いながら、要介護者にとっても介護者にとっても心地良いプランニングをしてもらいましょう。

ベストに近い介護プランを立ててもらうためには、親身になってくれるケアマネジャーさんを探すことです。ピンからキリまでいるので、相性が合わない人に当たってしまったら、面倒でも変えるようにしてください。仕事と在宅介護を両立させるためには、最初が肝心です。

プランニング方法は、仕事の形態によっても変わりますし、転職が可能かどうかによっても変わります。通いの介護なのか、同居の介護なのかでも変わるので、ここでは2つのパターンについて例を挙げます。

家族の協力が得られる場合

我が家は6人家族で、夫が主で働いております。私は仕事を辞め、主介護者として家にいる状態です。大学生・高校生・中学生の子どもが3人おり、まだ学費もかかるため、夫の収入だけではやっていけません。

私は基本的に家にいますが、在宅ワークや不定期なアルバイトで収入を得るようにしています。在宅介護中でも、要介護者の徘徊(はいかい)や転倒の危険性が少なければなんとか仕事はできます。

我が家の場合、基本的に介護をするのは私ですが、小さなことでも家族の協力を得るようにしています。役割分担をすることで、主介護者である私の身体的・精神的負担が減ります。

また、介護サービスや地域のイベントを利用し、仕事に集中できる環境を作り、介護をしていない時間帯はできるだけ仕事をするようにしています。これが可能になったのは、全てケアマネジャーさんのおかげです。

夫は仕事しかせず、妻だけが介護をしているという家庭もあるかもしれません。でも、それは役割分担ではありません。旦那さんは仕事しかしていませんが、奥さんは仕事(家事)と介護の2つを担っているのです。

外で働いていても、帰ってきたら介護から目を背けてはいけません。これは、どちらの親であっても同じです。介護は女性だけがするものではないので、介護が始まった時にしっかりと夫婦で話し合いましょう。時間がたってからだと気持ちにズレが生じますので、早い段階で役割分担をすることが大切です。介護ストレスで倒れてから間違いに気付いても、介護はなくなりませんからね……。

シングル介護の場合

シングル介護は、既婚・未婚に限らずに起こる負担の多い介護です。身近な家族の協力が一切得られない場合にも起こりますし、きょうだいの協力が得られない場合にも起こります。いつ、誰に起こってもおかしくない、社会問題の一つです。

しかし、シングル介護になったとしても、介護者は仕事をしなければ生活が成り立ちません。介護が終わった後も生きていかなければならないので、仕事を辞めるわけにはいきませんよね?施設への入所が一番の解決策ですが、在宅介護を選択するのであれば、使える介護サービスを使い倒さなければなりません。

やはり、シングル介護でもケアマネジャーさんの力を借りることが必要です。仕事をしなければ介護ができない状態だということを、介護サービス側にもしっかりと話をしてプランを作りましょう。

もう一つだけ重要なのが、職場に理解していただくということです。例えば、サービスをお願いしている介護事業所から急な連絡が入った時に、すぐに動ける態勢を整えてもらわなければ両立できません。同僚や上司にも介護の現状を説明しておくことが必要ですし、無理解な職場であれば施設介護や転職などを視野に入れなければなりません。

良いケアマネジャーさんは、シングル介護の問題に対してもしっかりと勉強しているので、現時点で最も適したサービスの活用法を提案してくれます。まずは、あらゆる問題に対して精通しているケアマネジャーさんを探してください。

介護はひとりでは絶対にできません。インターネットの介護関連サイトを利用したり、地域で行っている介護者教室などに出向いたりして、同じような介護をしている人の意見も聞いてみてください。あらゆるアドバイスのなかから、自分自身に見合ったやり方が必ず見付かります。

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安心して仕事を続けるためにできること

今の仕事にそれほど重点を置いていないのであれば、近くの職場を選ぶという選択肢を取るのも一つの手です。何かあった時にすぐに動ける距離にいれば、介護者の精神的不安の時間が減ります。

私は前職と同じ職種で不定期のアルバイトをしていますが、職場を選ぶ時に2つの点を重視しました。

  • 通勤時間が短い場所
  • 介護施設(デイサービス)から近い場所

特に、在宅介護ではデイサービスの利用は外せませんので、施設から遠いとトラブル発生時に身動きができません。職種によっては簡単にはいかないかもしれませんが、できるだけ近い場所で仕事に就くことをおすすめします。

要介護度の度合いによっては、毎日デイサービスに通うほどの区分支給限度基準額(単位)がもらえないことがあります。要介護者が日中に在宅しているということは、仕事の合間に昼食の介助のために帰るという問題も発生します。

外で働いていると、家に帰って昼食の介助をするのは非現実的ですよね?こういう時は、日中だけ訪問介護をお願いする方法を取りましょう。自分で食事が食べられても作れない要介護者であれば、生活援助のサービスだけを受けると負担も減ります。要介護者の食事作り・掃除・洗濯などは、全てを介護者が自分でやろうとはせず、ヘルパーさんにお願いしてください。利用料金は1時間約3,000円ですが、介護保険の給付で1割負担なら300円の負担で済むので、週に何日かなら大いに利用したいサービスですね!

残業が多い方は、夜間対応型のデイサービスを利用するのもいいでしょう。まだ数は少ないですが、ケアマネジャーに相談して組み込んでもらってください。また、少しでも体を休めるために、土日でも受け入れてくれるデイサービスを利用してみるのも一つの手です。仕事が休みの日にしっかりと体を休めて、介護から解放される日を上手に作ってください。

要介護者のために利用するサービスは、介護者自身の心と体のケアをするために使うサービスでもあります。自分が住んでいる地域では、どんなサービスがあるのか知っておくことが大切です。このようなサービスは、ケアマネジャーさんに相談すると希望を聞いてくれます。細かいサービスもしっかり利用し、要介護者にも介護者にも適したプランを立ててもらいましょう。

ある1週間のスケジュール(参考までに)

義母のスケジュールと私のスケジュールをご紹介します。

拡大できます

義母は2種類のデイサービスに通っています。本当は、毎日だといいのですが、限度額が決まっているために週4回の利用です。

週2回は高齢者サロンと高齢者カフェに通っています。地域の福祉会員がボランティアで行っているイベントで、体操や脳トレを行ったり、軽食を作って食事をしたりします。ボランティアは当番制で、私自身もスタッフとして参加することもあります。

地域のイベントに参加するようにしたのは、ケアマネジャーさんのアドバイスによるものです。義母は認知症のため、今後は徘徊(はいかい)や近所でのトラブルが発生する可能性があります。介護保険以外のサービスを利用し、地域の方と顔を合わせておくことで、徘徊(はいかい)等の防止になるということで利用しています。

私の仕事ですが、基本的に家事と介護を中心に回しています。介護と書かれていない時間帯は夫が行っております。

アルバイトは前職と同じ職種で、義母がデイサービスやショートステイを利用している時に短時間で入れてもらっています。在宅ワークでは、アンケートの協力やウェブライターの仕事をしており、仕事をすることでメリハリがついています。

正社員の方だと別のスケジュールになると思いますが、私のような主婦であれば在宅ワークを取り入れるのも一つの手です。私が登録しているサービスがいくつかあるので紹介しておきます。

在宅ワーク
  • クラウドワークス:記事の作成・イラスト作成・動画編集・アプリ開発など、知識のない人からフリーランスで活動しているプロまで、さまざまな人が活躍できるサービスです(自由が効くので、私が一番に利用しているサービス)。
  • ブログ広告.com:「求む!敏腕ライター」とありますが、敏腕じゃなくてもできます。ライティング案件が主ですが、気軽にできる検索案件やアンケート案件、TwitterやInstagram案件などもあります。ライター案件はポイントの高いものがあるので、時間に制約がない方には向いていると思います。
  • Shinobiライティング:たくさんのテーマがあるので、飽きずに記事を作成できます。決められたルールがあるので、書くのが苦手だという人でも利用しやすいですよ!
  • サグーワークス:簡単なライティング案件から高単価のライティング案件まであり、徐々にステップアップできます。正社員並みに働く必要がある方は、専属ライターも狙える【サグーライティングプラチナ】にチャレンジしてみてください。
  • ココナラ:自分の知識やスキルを匿名で出品できるサービスです。「こんなものまで出品できるの!?」という驚きの出品者もいるので、登録しておいて損はないと思います(私は余裕がなくて、登録止まりです)。

在宅でコツコツと仕事ができる人であれば、思い切って今の仕事を辞めて介護に力を入れるのもいいかもしれません。ただし、向き不向きがあるので、お試しになってから考えた方がいいと思います。

「在宅介護と仕事は両立できる?」のまとめ

近年では、高齢者向けの事業が多くなり、いろいろなサービスを受けられるようになってきました。安心して任せられるところがあれば、心配することなく仕事が続けられます。

良い環境作りのためには、ケアマネジャーさんや同じ悩みを抱える人たちのアドバイスも受け入れてみましょう。自分の頭の中だけで考えないことが、両立の第一歩です。

介護者である自分自身が健康でいられることを重視しながら、在宅介護と仕事の両立に適した方法を取り入れてみてください。無理だと思ったら、思い切って施設介護に切り替えることも必要です。

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この記事を書いた人

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