暮らしのヒント

家族が認知症になってしまった時に、介護ストレスが上手に解消できず、うつに近い状態になってしまう人も多いです。

家族として認知症患者を介護していくことは当たり前なのかもしれませんが、介護している方が体調を崩してしまったり、何か事件を起こしてしまったりというような精神状態に追い込まれてもいけません。

我が家は、義母が認知症になってから3年目に入りました。少しでも家族の介護ストレスをためないためにやってきたストレスの分散方法をお伝えします。

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認知症患者の介護は家族みんなでストレスを分かち合う

24時間体制で介護をしていると、認知症患者の「喜怒哀楽」に振り回されます。何を言っても通じず、繰り返されるイライラや大変さは、介護者にしかわからないのです。

介護を続けていると、主に介護をしている人が「自分の介護の仕方が悪いのかも……」という考えに陥ります。そこで、相談できる家族がいればいいのですが、一人で抱えていると家族崩壊の危機になってしまうのです。

共倒れが怖い

私の知人にうつ病を発症した方がいます。介護をしていたのは旦那さんの親で、旦那さんが非協力的だったため、このような状態になってしまいました。近くに暮らしていた子どもたちや親せきも手を貸すことをせず、奥さんが一人で介護をしていたからです。最終的には若年性認知症になってしまいました。このように、旦那さんが奥さんの介護のため、仕事をやめなければいけなくなるという事例は少なくありません。

介護する側は気持ちをコントロールしなければいけないのですが、怒ってはいけないと頭で理解していても、衝動的に怒ってしまうこともあります。そして、すぐに後悔し、気持ちが沈んでしまいます。私が病気になったら家族がバラバラになってしまうので、介護を始める時に、夫にも子どもたちにも協力してもらうように話しておきました。

主介護者の気持ちや体力が落ちてしまうと、毎日の介護もできなくなってしまいます。介護は、周りの人が思っている以上に精神的な部分でストレスがかかりすぎて、マイナス思考に陥って介護うつになりやすいので、一人で抱え込んで共倒れしないようにしましょう。

家族や親戚にも協力を要請

我が家の場合は親戚が少ないため、家族だけで頑張って介護を続けています。しかし、親戚が近くにいるのであれば、お見舞いがてら顔を出してもらいましょう。手伝ってもらえるのであれば、分担して介護をすることも必要です。

認知症患者に健康上の問題がなければ、介護がいつまで続くかは分かりません。主介護者の気を休める時間も必要なので、しっかりと日常生活を楽しめるように分担して介護を行いましょう。全てを負担してもらうのではなく、他の家族ができることから少しずつ介護に参加してもらうといいですよ。

お部屋にお花を飾ったり、お風呂に入浴剤を入れてゆったり入ったりして、気持ちがリラックスできる空間作りをするのもいいですね。一人になってホッとする時間を作るためにも、必ず周りの人に協力を求めましょう!

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家族全員がストレスをためない工夫

ストレスをためないようにするためには、家族だけで抱え込まないように工夫することも大切です。過去に、何度かストレス解消法や関わり方などをお伝えしてきたので、記事も一緒にご紹介します。

認知症の家族を在宅介護する時のイライラを解消

こちらがイライラしても、一時的に伝わることはありますが、認知症だとすぐに忘れて同じことを繰り返します。これがイライラに拍車をかけるのですが、イライラしたところで認知症の症状が良くなることはありません。かえって悪化させてしまうこともあるため、自分自身が考え方を変えるしかないのです。

私はイライラや気持ちのコントロールをするために3つの方法を取り入れています。お金もかからず、難しいことでもないので、今すぐにでも取り入れてみてください。

在宅介護でイライラしない3つの方法

専門家に相談

家族でストレスを分かち合ったとしても、限界に達することもあります。認知症患者の状態は安定していないので、全員が疲れてしまうことだってあるでしょう。こういう時は専門家の出番です。

在宅介護を選んだとしても、家族だけで解決できないことはたくさん出てきます。第三者でもある専門家は、認知症患者の状態を客観的に把握し、的確なサービスの提供やサポートをしてくださいます。大いに利用をして、ストレスの軽減を図ってみてください。

イライラで悩む前に関係各所へ相談

家族以外にもSOSを発信

認知症患者が家にいると、隠してしまう家族が意外と多いです。でも、認知症である本人には認知症であることが理解できていないので、ご近所さんや近くのお店などで迷惑をかけてしまうかもしれません。そうなれば、ますますストレスのもとになるので、家族以外にもSOSを発信しておきましょう。

外からの助けがあれば、家族が知らないところで何かが起きたとしても、必ず誰かが手を差し伸べてくれます。認知症である本人にとっても、家族以外の方と触れ合うのは刺激になるので、情報はオープンにしておきましょう。

受援力を付けよう!

「認知症家族へのストレスは分かち合うこと」のまとめ

ひとつひとつは騒ぐほどの事ではないのだけれど、毎日積み重なってくると「頭が変になってしまいそう」と感じながら介護している人も多いでしょう。

小さな介護ストレスは、徐々に心も体も壊していき、笑顔が無くなるだけではなく、家族関係が崩壊する原因になってしまいます。日常生活を普通に過ごすことができないこと自体がストレスなのです。

これから介護を引き受けるかどうか迷っている人は、自分の時間や労力を費やす覚悟がなければできません。そして、現在進行形で認知症の家族を介護している人は、当たり前の日常生活を楽しむことを忘れないでくださいね。

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この記事を書いた人

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